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フォーカス 2か月前

え? そうなの!? 実は五輪に出たことがないサッカー日本代表のスター選手10人。意外にも…。歴史に名を刻む名手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:長谷部誠(はせべ・まこと)

長谷部誠
【写真:Getty Images】


生年月日:1984年1月18日
逃した五輪:アテネ五輪(2004年)
A代表通算成績:114試合2得点10アシスト

 誰もが認める日本サッカー界屈指のレジェンドである長谷部誠。だが、その素晴らしいプロフィールの中に「五輪出場」の文字はない。

 そもそも、長谷部は育成年代で華々しい活躍をしたことがほとんどない。アテネ五輪メンバーが発表された時も、世間の注目はアジア最終予選でチームを力強くけん引したキャプテン・鈴木啓太の落選に集まっており、長谷部の選外はそれほどニュースになることもなかった。

 しかし、アテネ五輪以降にメキメキと力をつけた長谷部は、2008年5月の岡田武史監督就任以降はA代表に定着。遠藤保仁とダブルボランチを形成し、南アフリカで開催された2010 FIFAワールドカップではゲームキャプテンとしてチームをまとめあげた。その後も歴代監督から絶大な信頼を得て、A代表の象徴的存在に。通算114試合に出場して2得点10アシストをマークし、圧倒的なキャプテンシーでチームメイトを鼓舞し続けた。

 40歳になった長谷部は、2023/24シーズン限りで現役を引退した。長年過ごしたドイツで“カイザー”の異名を取る男は、五輪と無縁ながらも皆から尊敬されるようなキャリアを築き上げた。

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