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フォーカス 2か月前

え? そうなの!? 実は五輪に出たことがないサッカー日本代表のスター選手10人。意外にも…。歴史に名を刻む名手たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:大迫勇也(おおさこ・ゆうや)

大迫勇也
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年5月18日
逃した五輪:ロンドン五輪(2012年)
A代表通算成績:57試合25得点8アシスト

 A代表屈指のセンターフォワードは誰かと問われて、大迫勇也を挙げる者は決して少なくないだろう。A代表では通算57試合に出場して25得点をマーク。約2試合に1点のペースでゴールを陥れ、“半端ない”の枕詞でもお馴染みの男は、一方で五輪落選という屈辱を味わった過去を持つ。

 ロンドン世代を代表するタレントだった大迫は、アジア最終予選でU-22日本代表のエースとして五輪出場権の獲得に貢献。本大会直前の2012年5月にはトゥーロン国際大会にも出場したが、五輪メンバーからはまさかの落選となった。

 だが、ロンドン五輪を逃した後の大迫は、目を見張る速度で進化を遂げていった。2013シーズンには所属クラブの鹿島アントラーズでリーグ戦19得点を挙げて初のベストイレブンに輝き、同年にはA代表デビューも果たす。ワールドカップには2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と2大会連続で出場。いずれの大会でも1トップの座を任され、ロシア大会ではグループステージ初戦のコロンビア代表戦で決勝点となるゴールを決めるなど、ベスト16進出の立役者となった。

 確実と思われたロンドン行きを逃したことが、大迫の進化の原動力となっていたのは間違いないだろう。リバウンドメンタリティを示した先には、A代表での確固たる地位とワールドカップでの活躍があった。

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【了】

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