どこで道を誤ったのか…「チャンスは2週間かもしれない」
「そのような試合が多かった。逆転できないほど多くのゴールを奪われた。しかし、今やっていることを続けて、マリノスのサッカースタイルを貫くことが重要だ」
キューウェルの同胞でヘッドコーチを務めていたジョン・ハッチンソンが暫定監督に就任したが、町田戦後の彼のコメントの一部が、前任者の下でチームがどこで道を誤ったのかを示唆していた。
「チームに関して言えば、2021年にアンジェとケヴィン、そして選手たちと一緒に仕事をしてきた。今週は、スペースがどこにあるのかを理解し、スペースに移動する自由を彼らに与えることに注力した」と44歳の同監督は語り、暫定ではなくフルタイムでその役割を引き受けたいと付け加えた。
「もちろん、このクラブの監督になりたいです。しかし、私の仕事は全員をまとめ、このクラブが求める攻撃的なサッカーを継続できるようにすることです」
「マリノスの監督になりたい人はいくらでもいると思います。素晴らしい歴史を持つ素晴らしいクラブです。これはおそらく、自分の能力を示す機会という意味で、誰にとっても最高のテストランです」
「チャンスは2週間かもしれないし、6週間かもしれない。6か月あるかもしれない。私は、それをつかむことだけを考えていますが、クラブがどのような決定を下すかは彼らが決めることです」
アンデルソン・ロペスは、ハッチンソンが正式に監督に就任すれば喜ぶだろうと言った。
「我々は全員ジョンをサポートしたいし、同時にジョンも我々をサポートしてくれている。我々は良い関係を築いていると思うし、この関係を維持していくのは良いことだ。ジョンは我々に何をしてほしいのかを非常に明確に伝えてくれる。我々がそれを理解して彼をサポートできれば、良い結果につながるだろう」
しかし、最終的に誰が指揮を執るにせよ、マリノスの10番がまず一番に考えることは、マリノスが今後数週間でリセットし、シーズンの重要な終盤に向けてさらに強くなって戻ってくることだ。
「我々はリーグのトップに立つべきで、タイトルを争うことが目標だが、シーズンの初めに失敗し、ペースを大きく落としてしまった。でも、この中断期間の後、再びトップに返り咲く。より強いマリノスとして戻ってくることを目指したい」
(取材・文:ショーン・キャロル)
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