「金メダルを取るのは…」
「全員がこの舞台を目標にやってきたと思うし、その中で初めてチャンスが回ってきた選手も多かった。もちろん勝って勢いに乗って次の試合に行きたかったですし、3連勝して、無失点でグループを突破できたのは、自分たちにとって大きな自信になった」
U-23イスラエル代表戦では川﨑が負傷してピッチを後にし、試合終盤には植中がボランチに入った。センターバックを本職とする西尾隆矢は初戦で左サイドバック、この日は右サイドバックに入っている。
「オリンピックはやっぱりチーム力。どの選手が出ても勝てるチームが絶対に金メダルを取ると思うので、そういう意味で周りから見てターンオーバーした形で勝てたと言うのはチームとして凄いプラスになった」
今大会初先発だった佐藤は今のチームが勝ち進める手応えを感じている。「周りから見て」という言葉に、鈴木の意思が込められていると感じた。ターンオーバーに見えるだけで、ターンオーバーではない。そのときのベストメンバーというのは、大岩監督が常々繰り返してきた言葉でもある。
18人、いや22人、半田も含めた23人。これまで招集されてきた同世代の選手たちの思いも背負って、U-23日本代表は決勝トーナメントに進む。
(取材・文:加藤健一)
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