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U-23スペイン代表、要注意人物は？

パリ五輪（パリオリンピック）男子サッカー競技·準々決勝、U-23日本代表対U-23スペイン代表が2日（現地時間3日）に行われる。U-23スペイン代表で警戒しなければいけない選手は誰なのか。今回は、U-23スペイン代表における要注意人物を紹介する。

　U-23スペイン代表で気をつけなければいけないのは、バルセロナに所属する21歳のMFフェルミン・ロペス。バルセロナで頭角をあらわした新星MFだ。レアル・ベティスの下部組織に在籍していたロペスは2016年の夏にバルセロナのユースに加入。2022年にバルセロナBチームに昇格し、2022／23シーズンはスペイン3部相当のリナーレス・デポルティーボにレンタル移籍となる。

　ここで公式戦40試合に出場し、12得点4アシストの活躍をすると、シャビ監督に認められ、2023／24シーズンの直前のアメリカ遠征に帯同。そして、昨年8月27日のビジャレアル戦でトップチームデビューとなった。それから約1ヶ月後のマジョルカ戦で同点ゴールを奪い、トップチーム初得点を記録した。昨季は終盤戦に主力に定着し、リーグ戦31試合に出場8得点を記録している。

　A代表デビューは今年6月5日に行われたアンドラ代表戦。61分に途中出場を果たすと、フェラン・トーレスのゴールをアシストした。さらに、今年6月から7月にかけて行われたユーロ2024では1試合に出場にとどまるも、A代表でいきなり大きなタイトルを獲得している。

　今大会は開幕から2試合連続の先発出場。ターンオーバーを敢行した第3節のU-23エジプト代表戦は途中出場だった。第2節のU-23ドミニカ共和国代表戦でインサイドハーフとして先発したロペスは24分に先制ゴールを記録すると、ミゲルのチーム3点目をアシストしている。

　ロペスの特徴はパス能力だ。足もとの技術は一級品で両足も器用に使いこなし、決定的なパスは非常に脅威である。さらに、シュートセンスも抜群で、ペナルティエリア内に入ってゴールを奪ったり、ミドルレンジからもシュートを決めることができる。この選手を中盤で自由にさせてしまうと、日本にとっては非常に危険である。