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裏切り行為!? Jリーグ、移籍で物議を醸した選手(5)史上初の大宮アルディージャ→浦和レッズ。禁断の扉を開いたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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7月に入り、明治安田Jリーグの第2登録期間(夏の移籍ウインドウ)が開こうとしている。選手の動きもより活発になってくるはずだが、その全てがサポーターを納得させるものになるとは限らない。実際、過去には世間で物議を醸した移籍も多々あった。今回は、Jリーグ界をざわつかせた主な移籍をピックアップして紹介する(成績は『transfermarkt』参照)。


MF:青木拓矢(あおき・たくや)

浦和の青木拓矢
【写真:Getty Images】

生年月日:1989年9月16日
移籍先:大宮アルディージャ→浦和レッズ
移籍日:2014年1月

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 前橋育英高校卒業後に大宮アルディージャへ加入した青木拓矢は、ボランチとして定着しクラブの柱となった。2009年には日本代表に選出されており、大宮としてはクラブの宝のような存在だった。

 しかし、2014年に青木はまさかの決断を下す。大宮のホームタウンである埼玉県さいたま市には、浦和レッズという強力なライバルもいる。もちろんバチバチとした関係で、2013年まで大宮から浦和へ直接移籍した選手は1人とていなかった。そのパンドラの箱を開けてしまったのが青木。6年間過ごしたクラブを去り同じ街のクラブへ移籍したことは、ただチームの中心選手が他クラブへ移籍してしまうことと全く違う重みをもっている。

 浦和での初陣となったのは奇しくもYBCルヴァンカップの大宮戦だった。青木はこのデビュー戦でゴールを決め、勝利に貢献。リーグ戦初先発も大宮戦で、こちらも勝利の原動力の1人となった。昨年まで自分たちのクラブに在籍していた選手に、ダービーマッチで手痛い恩返しを食らった大宮サポーターの胸中は複雑だっただろう。

 浦和には2020年シーズンまでの7シーズン在籍し、大宮の在籍期間を越えた。その後FC東京に3シーズン在籍し、現在はJ3のFC岐阜でプレーしている。

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【了】

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