クラブでの結果=日本代表定着
「今回はドリブルでチャンスを作ったりとか、比較的内容はよかったですけど、結果っていうのがやっぱり必要。そのためにも、開幕までに体のコンディションと試合勘をもっともっと上げて、一緒に出るであろう左SB(アキエメ)とテディとの連係をもっと高めたい。3人のトライアングルはまずまずできていたんで、次はもっともっとという感じですね」
そうやって周囲と「生かし生かされる関係」を構築し、数字を残していけば、日本代表定着、三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)からのレギュラー奪取、2026年北中米FIFAワールドカップアジア最終予選での活躍にもつながっていく。
9月からは代表との掛け持ちを強いられることになるが、2つの異なるチームで輝くことの難しさを彼は1年前に実感したはず。その教訓を生かし、タフさと逞しさを身に着け、大化けできれば理想的だ。
中村敬斗のキャリアを大きく左右する重要シーズンの開幕は3週間後。日本ツアーラストとなる3日のヴィッセル神戸戦でまずゴールという結果を残し、本番への弾みをつけてほしいものである。
(取材・文・元川悦子)
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