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海外サッカー 2か月前

「結局、純也くんが…」スタッド・ランス、中村敬斗が吐露した本音。先輩よりも存在感を放つために「自分はもう…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

「もっともっと追求していきたい」絶対的な主軸になるための自覚


「24って中堅に足を入れた感じがしてる。27、28くらいまでが中堅で、そこからはベテラン。23も別に若手とは思っていないんですけど、今までは『まだ若い』という感覚だったから」と1歳年齢を重ねたことでマインドも変わりつつあるという。

「だからこそ、今季は個人として結果にフォーカスすることも大事ですけど、もっとチームのことを考えて、チームの勝利をもっともっと追求していきたいですね」と本人は語気を強めた。

 実際、スタッド・ランスは若い選手を育てて売ることに主眼を置くクラブ。この日のスタメンにも20歳以下が3人いて、後半から出てきたメンバーは2004〜2006年生まれの選手が多かった。

 そういう環境下だけに、2000年生まれの中村は紛れもなく中堅。フランス1年目の昨季は先輩・伊東に引っ張ってもらう部分が少なくなかったが、今季は本当の意味で「絶対的主軸」にならなければいけない。

 スタッド・ランスは昨季は9位でフィニッシュしているが、シーズン序盤は上位争いを展開。UEFAヨーロッパリーグの出場圏内も狙えたはずだった。ゆえに、「今季こそ」というチーム全体の意気込みは高まっている。中村はそのけん引役として、つねに異彩を放ち続けることが肝要なのだ。

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