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「考えるだけで鳥肌」なでしこジャパンの選手たちが語る、因縁のアメリカ代表に対する思い「あんまり意識は…」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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なでしこジャパンの浜野まいか
【写真:Getty Images】

アメリカ戦への意気込みを語る監督と選手たち

 なでしこジャパンは現地時間7月31日、パリ五輪(パリオリンピック)グループリーグ第3節でナイジェリア女子代表と対戦し、3-1で勝利してグループリーグ突破を決めた。グループステージ3試合連続フル出場を果たした、キャプテンの熊谷紗希などが次戦のアメリカ女子代表戦に向けた思いを語っている。

 ナイジェリアを破りグループ突破を決めた日本は、ベスト4進出をかけてアメリカとの対戦が決まっている。同国代表のエマ・ヘイズ監督は、昨季までチェルシーFCウィメンを率いていた。そのため、チェルシーに所属する浜野まいかにとっては、昨季を共に戦った恩師とも言える存在だ。

 浜野は、思わぬ恩師との再会について、「本当に今考えるだけで鳥肌が立つ」と前置きし、「まず楽しみ、まず会えることが楽しみですね。絶対に勝ちたい。本当にエマは日本にも何回も来ているし、日本が大好きでリスペクトもしてくれて、でも試合になったら勝たないといけない」と、次戦に向けての意気込みを語っていた。

 しかし、アメリカ女子代表との対戦成績は、なでしこジャパンから見て1勝8分30敗。唯一の勝利は2012年3月に行われた親善試合まで遡る。W杯や五輪などの主要大会では、アメリカが8回中7回勝利している。唯一勝利を逃したのは、11年のワールドカップ決勝戦で、なでしこジャパンが2-2の末にPK戦で勝利をおさめ、初優勝を飾った時だ。

 国際大会で何度もぶつかってきた宿敵について、チームを率いるキャプテンの熊谷は自身の心境を次のように語っていた。

「そういう意味ではあまり意識していない。日本が戦って嫌な相手ではあるけど、正直どこがきてもいやなんで。もうここからは本当にどこが来ても一緒というか。どこが来てもやるだけかなと思っている」

 なでしこを率いる池田太監督も、「五輪もベスト8になるとどこも強豪ぞろい」と述べた上で、「対戦するとなったら自分たちにやれることをしっかり見て、中2日コンディション整えていきたいと思う」と、優勝候補アメリカとの戦いに向けた抱負を語っている。

(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)

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【了】

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