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女子サッカー博士が見たなでしこジャパン対ナイジェリア戦。「戦術・INAC神戸」「長野風花は実は…」「あの谷川萌々子は…」

text by 編集部 photo by Getty Images

「長野風花はよく見ると…」


――長野風花と宮澤ひなたが入りました。長野はこれまでの2試合であまりいい動きができていませんでしたが、どうでしょうか?

「いや、長野はよく見るといい動きをしているんです」

――どんなところが良かったでしょうか。

「長野は、派手さはなく、活躍していないと思われがちですが、実はいいところに顔を出したり、バランスをとっていますね。2018年のU-20女子ワールドカップでは彼女の縁の下の力持ち的な活躍で優勝できたかなと思っています」

――リバプールでもそのようなプレースタイルが評価されているのでしょうか?

「そうですね。リバプールは今シーズン4位と躍進。この立役者は間違いなく長野です」

――清家のヘディングも惜しかったですね。ヘディングでのゴールも多いのでしょうか?

「あまり見たことないです。ほとんどが右足のゴールですね」

――長野から植木の見事なパスでしたね。

「最高のパスでした。植木のトラップは、WEリーグ時代に何度も見たようなかわし方でした」

――植木の体を張ったスタイルは、イングランドでプレーしている影響でしょうか?

「守備の意識が高くなったみたいですね」

――浜野は先発して、後半中盤に入ってもあれだけ前から行けるのはすごいですね。

「さすがですね。『キツイか?』って聞かれて、『楽しみです』って言ってましたから」

――清家のダイナミックなドリブルからチャンスでしたね。

「やっと持ち味が出ましたね! このドリブルが見たかったです。右サイドの方がいいような気がしますね」

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