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女子サッカー博士が見たなでしこジャパン対ナイジェリア戦。「戦術・INAC神戸」「長野風花は実は…」「あの谷川萌々子は…」

text by 編集部 photo by Getty Images

「熊谷紗希の後釜がいないのが心配です」


――前半は3-1となでしこが2点のリードで終わりました。振り返ってみていかがですか?

「1点を失いましたが、前半を2点リードで折り返せたのは大きいです」

――日本のクロスがファーを狙っていて、WBもペナルティエリア内に入ってきますけど、両WBはINAC神戸のときもこんな感じの攻撃をしているのでしょうか?

「はい、まさにそうです。戦術・INAC神戸って感じです」

――藤野あおば、谷川萌々子と来て、3試合目で浜野。若い選手が活躍してますね。

「いい傾向ですね。次が楽しみですが、熊谷紗希の後釜がいないのが心配です」

――後半は、田中に代わって清家貴子が入ります。清家はWEリーグ得点王ですね。

「昨シーズンは誰も止められませんでした」

――代表と三菱重工浦和レッズレディースとで求められる役割も違いますか?

「クラブだとゴールかアシストに直結するプレーが求められてますね。エース的な役割ですね。サイドを抜け出して、決定機を作るというところでしょうか」

――石川の一歩目が後手に回っているかなと思うのですが、折原さんの目にはどう映っていますか?

「そうですね。ただ、そこはあまり気にしてなくて、今後の課題かなと。体も張ってますし、いつも通りのプレーが出せてるかなと」

――長谷川のいいスルーパスがありました。第1戦、第2戦と違って攻撃に絡めている印象ですが、どうでしょうか?

「ナイジェリアは、比較的攻めやすい印象ですね。ガーナと親善試合をやったのも良かったかなと」

――仮想テストマッチが効果的だったようですね。

「そうですね。池田太監督も『アフリカの選手を相手に慣れきた』と言ってました」

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