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【写真:Getty Images】
佐藤が語る感動的なシーンの意外な心境とは?
サッカーU-23日本代表は現地時間30日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグD組第3節でU-23イスラエル代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収め、3連勝でグループ首位通過を決めている。この試合に先発出場しアシストを記録したMF佐藤恵允が、試合後インタビューに答えている。
前節ですでに準々決勝進出を決めていた日本は、大幅にメンバーを入れ替えてイスラエルとの試合に臨んだ。前半から決定機をなかなかものにできなかったチームだったが、75分に途中出場した細谷真大が、佐藤恵允の折り返しを右足で合わせて先制ゴールを決めると、これが決勝点に。メンバーを入れ替えたこの試合でも1-0で見事勝利を飾り、総勝ち点「9」で堂々のグループ首位突破を決めた。
劇的決勝弾のアシストをした佐藤は、「初先発ですごい気合いも入ってましたし、入りのところからゴリゴリ前に駆け寄って意識できていた」と語り、「ただ突破のところからゴールに繋がらなかったのは個人的にすごい悔しくて。最初から(仕掛けようという)気持ちで入っていた。(内野)貴史がいいポジショニングで、自分が1対1を仕掛けやすいようにスペースを上げてくれていたので狙い通り仕掛けることはできたが、やっぱり抜き切らないと自分の存在価値を示せない」と、反省点を振り返っている。
ゴールの後にはGK小久保玲央ブライアンと激しく抱き合いながら喜んでいる場面もあった。同選手は、「なかなか僕が結果出せない中だったので、今までのアジアカップも含めて。そういう意味でやっぱりブライアンもすごい祝福してくれたのかなと思う」と言及しつつも、感動的に見えた場面で意外な心境だったことを明かしている。
「びっくりした。後ろ見たらでっかいのが来て、本当は水を飲みたかったんですけど、ずっとハグされて、(小久保)ブライアンやめてくれと思いながら笑!『まじナイス!バモ!バモ!まじナイス!』って言われたけど、俺は水飲みたくてしょうがなかったです笑」
メンバーを入れ替えて臨んだ中で挙げた貴重な勝利。「オリンピックはやっぱりチーム力」と佐藤は指摘した上で、「どの選手が出ても試合に勝てるチームが絶対金メダルを取る。そういう意味では今日勝てたこと、周りから見たらターンオーバーしてる形で勝てたのはチームとしてもすごいプラス」と、日本が優勝を目指す上で重要な勝利だったことを強調していた。
(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
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