年代別サッカー日本代表　最新ニュース

U-23スペイン代表の2位通過をポジティブに捉える

【U-23日本 1−0 U-23イスラエル パリ五輪D組第3節】

　サッカーU-23日本代表は現地時間30日、パリ五輪（パリオリンピック）2024・グループリーグD組第3節でU-23イスラエル代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収め、3連勝でグループ首位通過を決めている。スペインメディアがこの一戦を取り上げた。

　U-23スペイン代表は、同日に行われた試合でU-23エジプト代表に敗れ、C組の2位で決勝トーナメント進出を決めた。準々決勝ではU-23日本代表と対戦する。

『マルカ』は、準々決勝以降の対戦カードを伝える記事の中で、「U-23スペイン代表は最も“快適”なところにいるかもしれない」とし、グループ2位通過を悲観していない。U-23日本代表との対戦というよりも「優勝候補筆頭のU-23アルゼンチン代表と（トーナメント表の）反対に入った」ことをその理由に挙げた。U-23日本代表とU-23スペイン代表の勝者は、準決勝でU-23モロッコ代表対U-23アメリカ合衆国代表の勝者と対戦する予定で、決勝までの道のりが比較的容易と捉えている。

『アス』は、U-23日本代表を「オーバーエイジ枠を使っていない非常に特殊なチームだ」と紹介した。そして「議論の余地のないスター選手はいないが、だからこそ個よりも集団としての完成度の高さが際立っている」と指摘した。

　選手個々といては「キャプテンでありチームのコンパスになる藤田譲瑠チマは、AFC U-23アジアカップ カタールで最優秀選手に選ばれており、このポジションで目立つ存在だ」とした。そのほか、グループリーグで結果を残した三戸舜介や斉藤光毅の名を挙げ、「主役となっている選手たちはヨーロッパでプレーしている」と伝え、欧州組を警戒している様子だ。