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清家貴子のナイジェリア女子代表対策は?
パリ五輪(パリオリンピック)女子サッカー競技・グループC第3節、なでしこジャパン(日本女子代表)対ナイジェリア女子代表が8月1日(現地時間7月31日)に行われる。なでしこジャパンMF清家貴子がナイジェリア女子代表戦の前日に取材陣のインタビューに応えた。
スペイン女子代表戦では途中出場を果たすも、相手の組織的な守備や攻撃に苦戦。清家は「チームとしても、守備に回る時間が長くて、なかなか自分たちの思うようなサッカーができなかったなっていう、何もできなかったなっていう印象です」と振り返った。
ブラジル女子代表戦では清家のインターセプトとドリブル突破からチャンスが生まれ、谷川萌々子の決勝ゴールに繋がった。このシーンについて「まず、あそこのインターセプトは狙ってましたし、そこからなるべく1枚相手を振り切りたいっていう思いで前に前に進んで行きました」と振り返っている。さらに清家は「右からの敵は見えていたんですけど、思ったより速くて、かわしきれないなって思ったんですけど、案の定取られてしまって、でもやっぱり来るって予想してたので、その分切り替えも速く、プレッシャーをかけられたので、そこから逆転ゴールに繋がって良かったかなと思います」と語っている。
ウィングバックやシャドーのポジションだと、ラシェダット・アジバデやアシサト・オショアラのように身体能力も高く、テクニックのある選手と守備で対峙することになりそうだが、守備面に関しては「相手の得意な形、スペースを与えてしまうと、怖い部分はあるので、チームとして後ろと声をかけてやっていきたいという部分はありますし、なるべくスピードに乗らせないような、球際の部分で戦っていきたいなと思っています」と話した。
また、現在のナイジェリア女子代表には元マイナビ仙台レディースのオケケが左サイドバックで2試合に出場している。WEリーグでもマッチアップ経験のある同選手については「人に対しては少し強いなっていうのはあるんですけど、自分が対峙した試合では、ビルドアップに関しては少し不安があるのかなって見られたので、そこの部分では狙っていきたいなって思ってますし、その時もマッチアップはしていたんですけど、苦手な印象はないので、もしマッチアップすることがあれば、ガンガン狙っていきたいと思ってます」と自信を示している。
現在、怪我人が多い中、清家自身もWBやシャドーと複数ポジションをこなすことがタスクの1つにもなってくるが、「右も左もWBも前線の部分もできるのが強みだと思っているので、それは全然どこのポジションでやるのも想定内ですけど、自分の武器は前への推進力だと思うので、どこで出てもそこの部分は出していきたいなって思います」と話した。その推進力を武器にWEリーグ得点女王が欲しいのは、ゴールという分かりやすい結果だ。五輪初ゴールに期待したい。
(取材・文:折原亘)
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