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Jリーグ 2か月前

「期待を裏切ることもあった。でも…」小野裕二の言葉はアルビレックス新潟を「勝利に飢えたチームに」する【コラム】

シリーズ:コラム text by 野本桂子 photo by Getty Images

「戦える準備をしたい」アルビレックス新潟が勝つために何をしなければいけないのか


 中断明けは、18位のジュビロ磐田、17位の京都サンガF.C.とのリーグ戦が続く。「もう14試合しかない。まずは最低限、J1に残留するために、中断明けからのゲームは本当に大事になってくる。そこで上に食らいつけるか、ズルズル下がってしまうかの分かれ目になる」とシビアに捉えている。。“てっぺん”を目標にスタートした今季、周りの誰もが、あえて使ってこなかった残留という言葉をストレートに使うあたりが小野らしい。

「それまでの期間、メンタル的なところも含めて戦える準備を、チーム全員でしたいと思います。日頃の練習から自分のやるべきことをしっかりやって、その中でみんなと要求し合いながらやっていきたい。周りに要求することによって、自分もレベルアップしないといけないというプレッシャーをかけていく。それをチーム全員がやっていけば、もっともっとレベルアップできるのかなと思います」

 小野が発する熱い言葉には、いつも「みんなで」「全員で」というフレーズが入っている。

 勝つためには、何をしなければいけないのか。常にそこに真っ直ぐに向き合い続けているからこそ、語りかける言葉も、プレーの質も研ぎ澄まされていく。そこに圧倒的な熱量を乗せて、小野は自身とチームに刺激を与え続け、高め続ける。

(取材・文:野本桂子)

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