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明治安田J1リーグ第24節、セレッソ大阪対アルビレックス新潟の試合がヨドコウ桜スタジアムで行われ、アウェイの新潟が2−1で勝利した。新潟は公式戦の連敗を止め、中断前ラストゲームに勝利。小野裕二は熱い言葉でチームを奮い立たせるとともに、自身のプレーで勝利を手繰り寄せる。(取材・文:野本桂子)
「サポーターは折れていないのに…」
ゴールネットを揺らすと、小野裕二は真っ直ぐに、オレンジ色のゴール裏へと走った。
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軽やかに看板を飛び越えてサポーターの前に出ると、ガッツポーズを繰り返し、吠える、吠える、吠える。追いかけてきたチームメイトからもみくちゃにされながら、ヨドコウ桜スタジアムに駆けつけた2,500人のアルビサポーターと共に、移籍後後初ゴールを喜び合った。
7月20日の明治安田J1リーグ第24節・セレッソ大阪戦。今季、サガン鳥栖からアルビレックス新潟へ加入した小野のゴールは、後半開始早々の47分に生まれた。自陣でトーマス・デンがボールを奪うと、新潟が攻撃をスタート。小野は藤原奏哉とのパス交換で相手をかわし、ドリブルで敵陣中央を前進。左サイドの長谷川元希にボールを託してゴール前へ入っていくと、長谷川元が上げたクロスのこぼれ球に反応し、左足でネットを揺らした。
「期待してもらっていた中で、期待を裏切ることもあった。それでも、あれだけの人たちが常に応援に来てくれる。そういう人たちの気持ちはすごくうれしかったし、それに応えられたことは、すごくよかった」
笑顔のサポーターを見つめ、小野は胸に輝く白鳥のエンブレムを誇らしげに叩いた。
J1第23節・FC東京戦は、13,000人もの新潟サポーターが国立競技場に駆けつけてくれた中、0−2で敗れていた。7月に入ってから公式戦は3連敗。試合後、ロッカールームでうなだれるチームメイトに、小野は声をかけた。