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ナイジェリア女子代表の要注意人物は?
パリ五輪(パリオリンピック)女子サッカー競技・グループC第3節、なでしこジャパン(日本女子代表)対ナイジェリア女子代表が8月1日(現地時間7月31日)に行われる。ナイジェリア女子代表で警戒しなければいけない選手は誰なのか。今回は、ナイジェリア女子代表の要注意人物を紹介する。
ナイジェリア女子代表で最も気をつけなければいけないのは、アメリカ・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のベイFCに所属する29歳のFWアシサト・オショアラだ。
アフリカ女子年間最優秀選手を6度も受賞しているオショアラだが、学生時代の夢は弁護士だったという。ナイジェリアメディア『リーダーシップ』のインタビューで同選手は「プロとしてフットボールをしたいと思ったことはなかった。それは私のプランになかった。本当は弁護士になりたかった。それが私の夢だった」と語っている。だが、次第に学業よりもサッカーを優先するようになり、アフリカ最高峰の選手にまで上り詰めた。
母国ナイジェリアのロボの下部組織出身であるオショアラは、2009年にトップチームへ昇格。その後、リバース・エンジェルスでのプレーを経て、2015年にリバプールへ移籍となった。翌年にはアーセナルへ移籍した。2017年2月に大連女子蹴球倶楽部でプレーすることになったが、2019年1月にバルセロナへ期限付き移籍。同年5月に完全移籍へ移行とした。
2021/22シーズンのラ・リーガ女子で20得点を記録して得点女王に輝くなど、バルセロナのリーグ5連覇や3度のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)優勝などに貢献。在籍5年間で数々の個人賞とタイトルを獲得してきた。そして、今季からはアメリカに挑戦することとなった。
オショアラのA代表デビューは2013年9月のなでしこジャパンとの国際親善試合。その時は2戦行い、両試合ともに日本が勝利している。その後、ナイジェリアのエースへと成長を遂げたオショアラが日本戦にかける思いも強いだろう。ここまで1試合に出場してるオショアラだが、調子を上げてくると厄介だ。
オショアラの特徴は身体能力を活かしたシュート。特に遠目の位置からでも決めることができる地を這うような低い弾道のシュートは強烈だ。また、もともとはアタッキングミッドフィルダーだったこともあり、ゲームを作ることも、決定機を演出することもできる。フィジカルもスピードもあり、ゴール前で勝負させたくない選手だ。
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