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フォーカス 2か月前

史上最強はいつ!? 五輪サッカー日本代表、歴代チーム力ランキング1〜8位。1位は久保建英ら擁した東京五輪!

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

7位:アテネ五輪(2004年)

アテネ五輪のサッカー日本代表
【写真:Getty Images】


成績:グループリーグ敗退(1勝2敗)
監督:山本昌邦
主将:那須大輔
オーバーエイジ:小野伸二、曽ヶ端準

 2004年のアテネ五輪(アテネオリンピック)のメンバーは評判は高くなかった。1999年のFIFAワールドユース選手権で準優勝したメンバーが「ゴールデンエイジ」と称えられたのに対して、その次の世代である彼らは「谷間の世代」と表現された。実際にアテネ五輪では、1勝2敗でグループリーグ敗退となり、評判を覆すことはできずに終わった。

 アテネ五輪では、オーバーエイジ枠で小野伸二と曽ヶ端準を招集したが、本来であれば高原直泰も呼ばれる予定だった。しかし、直前に肺動脈血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群を再発してしまったためメンバーを外れ、山本昌邦監督にとっては想定外のメンバーで臨むことになった。

 初戦から痛いミスが出た。開始5分、U-23パラグアイ代表にサイドからクロスを入れられた際、那須大輔がボールへの対処を誤り、先制を許してしまった。クロス自体は精度を欠いていただけに勿体無い失点だった。その後、小野の2得点などで粘ったが、3−4で敗れてしまう。第2戦のU-23イタリア代表戦は急きょ3バックに変更するが、開始8分で2失点し、慌てて4バックに戻すことになった。結局追いつくことはできず、2−3で敗れて2連敗を喫している。第3戦は大久保嘉人の得点でU-23ガーナ代表に1−0で勝利して意地を見せたが、グループ最下位で敗退した。

 この大会では、日本代表と初戦で対戦したパラグアイ代表が銀メダル、第2戦で対戦したイタリア代表が銅メダルを獲得した。1点差で敗れたライバルがメダルを獲ったことを考えると、もっとできたのではないかという悔しさはあるだろう。

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