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サッカーU-23日本代表、U-23イスラエル戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。大幅ターンオーバーも【パリ五輪】

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

FW:山田楓喜

U-23日本代表FW山田楓喜
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年7月10日(23歳)
所属クラブ:東京ヴェルディ
2024リーグ戦成績:13試合3得点

 戦い方のイメージを共有できれば、さらなる活躍を期待できる山田楓喜。27日のU-23マリ代表戦では、裏抜けを狙うのか足元でボールを受けたいのか、周囲の選手と噛み合わないシーンが見受けられた。

 データサイト『Sofascore』のヒートマップを参照すると、山田の得意とするのはバイタルエリア周辺よりももっとハーフウェーライン寄りのアタッキングサード付近である。このチームではAFC U-23アジアカップ カタール2024期間を含めて右のウイングで起用されているが、山田と他の選手の関係性がさらに向上すると、お互いの良さをより引き出せるはずだ。

 とはいえ、山田の左足から繰り出される精度の高い長短のパスは、どこからでも相手の脅威となり得るだろう。チーム屈指のレフティーに期待がかかる。

FW:藤尾翔太

U-23日本代表FW藤尾翔太
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年5月2日(23歳)
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2024リーグ戦成績:19試合9得点

 今大会2試合連続でフル出場している細谷真大にかわって、イスラエル戦では藤尾翔太がCFの位置に入る見込みだ。ここまで主にチャンスメイカーとして重要な役割を果たしている細谷だが、藤尾も同等以上の活躍を示すことができるはずである。

 藤尾は、24日のU-23パラグアイ代表戦で途中出場ながら2得点の活躍を見せた。ゴールだけでなく、日本の9番はサイドに流れてゲームメイクに徹することもできる。難しい局面が訪れたとき、藤尾はチームの戦い方に幅をもたらすだろう。

 イスラエルのCBスタヴ・レムキンはシャフタール・ドネツクに所属しており、21歳ながらUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)にも出場経験のある実力者だ。様々な戦い方ができる藤尾ならば、難敵相手にも柔軟な対応を取れるだろう。

FW:佐藤恵允

U-23日本代表FW佐藤恵允
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年7月11日(23歳)
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:14試合5得点(ブレーメンⅡ)

 27日のU-23マリ代表戦では69分からピッチに立つと、決勝点に絡む活躍を見せた佐藤恵允。24日のU-23パラグアイ代表戦でも山本理仁のゴールに関与しており、同選手がサイドで見せる積極的な仕掛けは、ここまで目に見える結果をもたらしている。

 イスラエル戦では左サイドで先発起用されると見られるが、佐藤と対峙するイスラエルのサイドバックが誰になるかは重要だ。フル代表でも活躍するロイ・レヴィヴォがこの試合で出場停止から復帰する予定である。レヴィヴォの主戦場は左サイドだが、ゲームによっては右に入る場合もあるようだ。

 しかしながら激しい上下運動を繰り返せる佐藤の強度は、先述の通り結果に繋がっている。グループリーグ最終戦でも、そのファイトする姿勢はチームにポジティブな影響をもたらすだろう。

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