MF:川﨑颯太
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年7月30日(22歳)
所属クラブ:京都サンガF.C.
23/24リーグ戦成績:19試合3得点
27日のU-23マリ代表戦において、山本理仁に代わる形でピッチに立った川﨑颯太。攻守に存在感を示せるMFだが、後半終了間際に相手のシュートを防ごうとしたプレーがハンドをとられてしまう。このハンドはほぼ不可抗力と言ってよい場面だったが、川﨑は「本当に謝ることしかできなかった」と試合後に語った。
雪辱に燃えるMFは、イエローカードをすでに1枚もらっている藤田譲瑠チマにかわってアンカーのポジションに入ると見られる。所属する京都サンガF.C.ではインサイドハーフとして起用されるケースが多いが、川﨑は6番のポジションでも違いを作れる選手だ。
イスラエルの中盤には、ヘントで主力として活躍するオムリ・ガンデルマンがいる。オーバーエイジ兼キャプテンとして今大会に参加する同選手とのマッチアップも、川﨑を含む日本の中盤にとっては重要な局面になるだろう。
MF:山本理仁
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年12月12日(22歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:33試合0得点
山本理仁は今大会ここまで2試合続けてスタメン起用されている。イエローカードをまだ1枚も受けておらず、中盤でパスを散らせる能力の高さから、イスラエル戦でも先発に名を連ねると見られる。
加えて、山本は今大会すでに2得点を挙げており、27日のU-23マリ代表戦では決勝点を記録した。プレースキッカーを任されるほど正確なキック精度は、今やパスだけにとどまらず様々な難局を打開する重要な武器だ。
さらに山本は、今大会を通じて守備面でも輝きを放っている。データサイト『FotMob』によれば、マリ戦でインターセプト2回、24日に行われたU-23パラグアイ代表との一戦ではタックル成功率「100%」を記録した。イスラエルとの試合でも攻守において期待がかかる。
MF:荒木遼太郎
【写真:Getty Images】
生年月日:002年1月29日(22歳)
所属クラブ:FC東京
2024リーグ戦成績:15試合6得点
大会前にはコンディション不良が伝えられていた荒木遼太郎は、24日のU-23パラグアイ代表戦に途中出場、27日のU-23マリ代表戦にスタメン起用されており、現在の状態に不安はないものと思われる。
しかしマリとの一戦では思うようなプレーができず、自身が供給するパスがズレるなどのミスが目立った。それでもパラグアイ戦ではセットプレーから藤尾翔太のゴールをアシストしており、本来のキック制度は誰もが認めるところである。
そして荒木が高いクオリティを備えているアタッカーであることは、FC東京のファン・サポーターもよく知っているだろう。MFながら現在チーム内得点王に位置するのは、他ならぬ荒木である。本来の実力を発揮できれば、相手がどのチームだろうと違いを作れるはずだ。