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「日本は歓喜、韓国は挫折」韓国メディアはU-23サッカー日本代表の躍進と自国の状況を比較「宿命のライバル…」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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佐藤恵允
【写真:Getty Images】



スキャンダルに揺れる韓国サッカー界

 サッカーU-23日本代表は現地時間27日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグD組第2節でU-23マリ代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収め、グループリーグ突破を決めた。韓国メディア『時事ジャーナル』は現地時間29日に、予選突破を決めた日本代表について報じている。

 見事2連勝でグループステージ突破を決めたU-23日本代表について、「日本は歓喜し、韓国は挫折した」と述べた上で、「同時刻、韓国サッカー界は40年ぶりのオリンピック本選進出失敗という恥辱に加え、ホン・ミョンボ韓国代表監督選任に関して警察の捜査を受けることになった」と、スキャンダルで揺れる韓国サッカー界について伝えていた。

 韓国サッカー界は、代表監督の選任過程において問題があったとされ、大韓サッカー協会技術本部のイ・イムセン総括理事が警察に立件されるというスキャンダルが起きている。

 韓国紙『朝鮮日報』は、「ソウル鍾路警察署はイ・イムセン理事に対する告発状を17日に受理し、捜査をしている。大韓サッカー協会がホン・ミョンボ韓国代表新監督を13日に代表監督へ正式に選任した際、理事が自身の地位や影響力などを利用した」と伝えており、この報道を受けてサッカー協会解体論さえも巻き起こっているようだ。

 同メディアは、「宿命のライバルである日韓のサッカー関係が劇的に入れ替わり、国民の批判はピークに達した。大韓サッカー協会の解体を要求する国民の請願は5万人を超えている。日本はもはや韓国と対立していないという評価も出ていた。サッカー関係者も、内部刷新による再出発が必要だと強調している」と、混乱する韓国サッカー界の状況を伝えている。

 また、「連日悪い報道が伝えられている中で、今では日本サッカーが韓国より確実に先に行っているという評価さえ出ている」と言葉を繰り返し、「能力の良い若いサッカー選手が増えて発展したが、全体的に見ると相変わらず改善すべき部分が多い。今回の監督選任でこうした部分が余すことなく現れた」と、韓国サッカー協会の体質を問題視するコメントを残していた。

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【了】

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