なでしこジャパン・WEリーグ　最新ニュース

【写真：Getty Images】

なでしこジャパンの躍進を絶賛する中国メディア

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は現地時間28日、パリ五輪（パリオリンピック）2024・女子サッカー競技のグループリーグ第2節でブラジル女子代表と対戦し、2-1で勝利し、グループリーグ突破へ王手をかけた。中国メディア『捜狐』は現地時間29日に、逆転勝利を飾ったなでしこについて報じている。

　第1節のスペイン代表との試合に敗れたなでしこジャパン。ノックアウトステージ進出のためには、ブラジル代表を破り勝ち点3が絶対に必要だった。前半にはPK失敗などチャンスを仕留めきれずに、スコアレスのまま試合は後半に突入。すると56分、ブラジル代表にカウンターから先制されてしまう。

　しかし、後半アディショナルタイム、途中出場の谷川萌々子の仕掛けからPKを奪うと、主将・熊谷紗希がこれを決めて同点。さらにその直後には、相手のミスから谷川がスーパーゴールを決めて、日本が逆転。試合はそのまま2-1で終了し、なでしこはベスト8入りに大きく近づいている。

　同メディアは、「アジアの光となったサッカー女子日本代表」と題して、「ロスタイムに2ゴールを奪い、2-1で逆転勝利するという奇跡を起こした。強豪ブラジルを破り、決勝トーナメントの出場権獲得に望みをつないでいる」と、劇的な勝利だったことを伝えていた。

　さらに、「わずか4分で0-1の劣勢から2-1のリードに逆転する奇跡を起こし、ついに運命を変えて勝ち点3を獲得した。日本チームは間違いなくアジアの光であると言わざるを得ない」と言葉を繰り返し、「アジアサッカーの名誉を守るためにたゆまぬ努力をしてきた。実際、日本はベスト8に進むためにあと勝ち点1を獲得するだけで十分だ。彼らの強さを考えれば、グループリーグ突破の資格を得るのは難しくない。もちろん、日本代表の目標はベスト8だけではない。優勝を争えるだけの力はある」と、グループ突破だけではなく金メダル獲得もできるチームの実力だと絶賛している。