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悔しい一戦となった田中美南はチームメートに感謝
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間28日、パリ五輪(パリオリンピック)グループリーグ第2節でブラジル女子代表と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。この試合後、1トップの位置で先発した田中美南が、インタビューに応じた。
田中は、19分に右サイドを抜け出した宮澤ひなたのグラウンダーのクロスに右足で合わせたが、枠を捉えきれなかった。また、前半のアディショナルタイムに獲得したPKのキッカーを務めたが、相手GKにキャッチされ、先制の絶好機を逃がした。田中にとっては、気持ちの切り替えが難しい前半戦になったが、ハーフタイムにチームメートが声をかけてくれたことで、気持ちは切れなかったようだ。
田中は、「仲間が、『大丈夫、次』ってハーフタイムの時も声をかけてくれて、自分も使ってもらっている限り、100%を出し続けようと決めていました。自分のプレー的には悪くはなかったですし、相手もスペースを大きく開けてくるなかで、うまくチャンスも作っていたんですけど、自分がチャンスを決めきれなかったところだけです」と自身のパフォーマンスを振り返っている。
次節のナイジェリア戦に向けては、「勝ちにつなげてくれた事実は、みんなが作ってくれた。ナイジェリアに勝ちに行くために、自分がいい準備してゴールも狙っていきたいので、ありがとうございますっていう気持ちでいっぱいです。切り替えて次に臨みます」と次戦に向けて心情を明かしている。
また、この一戦で後半のアディショナルタイムに、同点弾につながるPKを獲得し、劇的なロングシュートも叩き込んだ谷川萌々子に関してコメントを求められると、田中は「本当にスーパーだなって。すごい選手だなって」と勝利の立役者となった19歳について語った。
(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
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