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日本はブラジルに逆転勝利
パリ五輪(パリオリンピック)2024女子サッカー競技・グループリーグ第2節の6試合が現地時間7月28日にフランスの各地で行われた。なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はブラジル女子代表に2-1と勝利した。勝ち点3を積み上げた日本は、第2節終了時点で2位に浮上し、準々決勝進出への望みをつないでいる。開催国のフランス女子代表はカナダ女子代表に1-2と逆転負けを喫し、勝ち点を得られなかった。
なでしこジャパンは南米の強豪ブラジルとパリのパルク・デ・プランス競技場で対戦。0-0で迎えた前半アディショナルタイムに、日本がビックチャンスを獲得する。守屋都弥の放ったシュートが、相手DFのハンドを誘い、PKを獲得するが、田中美南のキックはGKに阻まれ、得点はならず。結局、スコアレスのままハーフタイムを迎えることになった。
56分、ブラジルはカウンターを仕掛け、最後はジェニファーがゴール前で右足一閃。先制点をブラジルが奪う。1点を追いかける展開となった日本だが、後半終了間際に試合を動かす。谷川萌々子がペナルティエリア内で切り返すと、ボールが倒れた相手選手の手に当たったことで、OFR(オンフィールドレビュー)の末にPKの判定に。これを熊谷紗希が冷静に右足を振り抜き同点ゴールを決めた。攻勢をかける日本は、さらにその4分後、谷川のミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、2-1と逆転。このまま試合は終了した。1勝1敗としたなでしこは、最終節で準々決勝進出を掛けてナイジェリア女子代表と対戦する。
日本と同じグループCのもう1試合、スペイン女子代表対ナイジェリア女子代表がナントのボジョワール競技場で行われた。0-0のまま試合終盤を迎えた85分、ついに均衡が破られる。フリーキックのチャンスでアレクシア・プテジャスが直接シュートを沈め、ネットを揺らした。スペインはこの1点を守り切り、2連勝。第2節終了時点でグループCの首位に立った。
グループAの一戦は、フランス女子代表が前半に先制するものの、後半、カナダ女子代表に2点を献上してしまい、1-2で敗れた。グループBのオーストラリア女子代表対ザンビア女子代表の試合は壮絶な乱打戦となり、6-5でオーストラリアが競り勝っている。
現地時間28日に行われたパリ五輪2024女子サッカー競技の結果は以下の通り。
ニュージーランド 0-2 コロンビア(グループA)
ブラジル 1-2 日本(グループC)
オーストラリア 6-5 ザンビア(グループB)
スペイン 1-0 ナイジェリア(グループC)
フランス 1-2 カナダ(グループA)
アメリカ 4-1 ドイツ(グループB)
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