5位:U-23アメリカ合衆国代表
【写真:Getty Images】
総市場価値:8170万ユーロ(約130億7200万円)
最高額選手:ケビン・パレデス
5位には、自国開催のワールドカップに向けて若手選手の台頭が著しいU-23アメリカ合衆国代表がランクインした。チーム全体の市場価値は8170万ユーロ(約130億7200万円)である。
しかし、パリ五輪世代の選手であってもフロリアン・バログン(モナコ)やユヌス・ムサ(ミラン)、ジョバンニ・レイナ(ドルトムント)、マリク・ティルマン(PSV)、ジョニー・カルドーゾ(レアル・ベティス)のような市場価値が高い選手は軒並み選外となった。
所属クラブとの兼ね合いで選外となった可能性もあるが、彼らは世代別代表を飛び越えてA代表に招集されており、予選で今大会に臨むメンバーに選出された選手たちと共にプレーしていない。またバログンやムサ、ティルマンのようにA代表を選ぶ際に国籍を変えた選手もいる。こうした背景もあってA代表で主力を務める彼らはメンバー外となった。
それでも市場価値ランキングで5位に名を連ねたことからもわかるように、今大会に臨むU-23アメリカ合衆国代表のメンバーは粒ぞろいだ。最も市場価値が高い選手は750万ユーロ(約12億円)の右WGケビン・パレデス(ヴォルフスブルク)で、次に所属するヴェネツィアでもボランチでコンビを組む700万ユーロ(約11.2億円)のタナー・テスマンと650万ユーロ(約10.4億円)のジャンルカ・ブシオが続く。
特徴的なのがCBにオーバーエイジの2枠を使用したことで、MLS屈指の評価を受ける経験豊富な2人のストッパーを招集した。優勝候補筆頭であるU-23フランス代表にこそ初戦で完敗したが、U-23ニュージーランド代表との第2戦では4-1の快勝。準々決勝進出の可能性も大いに秘めている。