7位:U-23イスラエル代表
【写真:Getty Images】
総市場価値:5193万ユーロ(約83億880万円)
最高額選手:オスカル・グローフ
7位には、パレスチナ問題でオリンピック出場も危ぶまれたU-23イスラエル代表がランクインした。チーム全体の市場価値は5193万ユーロ(約83億880万円)である。
この市場価値の約半分をオスカル・グローフ(ザルツブルク)1人が占めている。欧州のビッグクラブが揃って獲得に興味を示している“イスラエルの宝石“の市場価値は2500万ユーロ(約40億円)にものぼる。グローフは2022年に行われたU-19欧州選手権の準優勝メンバーの1人で、2004年生まれの選手の中では随一の才能の持ち主だ。
所属するザルツブルクでは不動のレギュラーを務めており、2023/24シーズンはリーグ戦で11アシストを記録してアシスト王にも輝いた。両足ともに精度が高く、ライン間でボールを引き取ってからの推進力のあるドリブルと高精度のラストパスで決定的なチャンスを演出する。
この世代屈指のチャンスメーカーに加えて、セルティックで2021/22シーズンから2季連続でリーグ戦2桁得点を記録したリエル・アバダ(シャーロット)も招集されている。イスラエル代表はユーロ2024に出場しなかったことからA代表経験者も今大会に向けて選出することができており、欧州のチームでは最もパリ五輪世代の中心選手が揃っていると言っても良い。
今大会は1分1敗でグループリーグ最終戦を迎えるなど本調子ではないが、U-23日本代表も油断できない相手になるだろう。