9位:U-23ウズベキスタン代表
【写真:Getty Images】
総市場価値:2655万ユーロ(約42億4800万円)
最高額選手:アボスベク・ファイズラエフ
9位には、今年4月から5月にかけて行われたU-23アジアカップで準優勝となったU-23ウズベキスタン代表がランクインした。チーム全体の市場価値は2655万ユーロ(約42億4800万円)である。
今大会の出場国で最もA代表に近い戦力を集めることができているのはU-23ウズベキスタン代表と言っても過言ではない。予備登録メンバーを含めた22人の中でA代表の招集歴がある選手が15人もいる。そのうち7人が今年初旬に行われたAFCアジアカップ2023に出場していた。
最も市場価値が高いのはAFCアジアカップ2023でも抜群の存在感を放ったアボスベク・ファイズラエフだ。彼はパリ五輪世代の中ではアジア最高の選手の一人であり、所属するCSKAモスクワでも絶対的なレギュラーとして活躍。2023/24シーズンのロシア・プレミアリーグにて、“シーズン最大の発見“を意味するディスカバリー・オブ・ザ・シーズンの個人賞を受賞した。
ファイズラエフは小柄な選手ならではの俊敏性を活かしたドリブル突破が特長で、その将来性とタレント性から「ウズベキスタンの至宝」として注目を集めている。彼の他にも2023/24シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもプレーしたCBアブドゥコディル・フサノフ(RCランス)のような世代のトップタレントも軒並みメンバー入りを果たした。
オーバーエイジにはウズベキスタン代表の主将でもあるエルドル・ショムロドフ(ローマ)も選出された。ウズベキスタン史上最高のストライカーは、ファイズラエフに次いで高額な500万ユーロ(約8億円)の市場価値があり、その実力は折り紙つき。怪我のためにアジアカップ2023の出場を逃しており、今大会に懸ける想いは人一倍大きいと予想される。