年代別サッカー日本代表 最新ニュース
パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技が開幕を迎えた。今大会に臨んでいる代表の中で、最も市場価値が高いチームはどこなのか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、出場16ヶ国の中から上位10ヶ国をランキング形式で紹介する。※市場価値は7月28日現在、代表メンバーは予備登録を含めた22人
10位:U-23日本代表
【写真:Getty Images】
総市場価値:2260万ユーロ(約36億1000万円)
最高額選手:斉藤光毅
10位には、今年4月から5月にかけて行われたU-23アジアカップを制したU-23日本代表がランクインした。チーム全体の市場価値は2260万ユーロ(約36億1000万円)である。
最も高い市場価値を叩き出したのは、2023/24シーズンはオランダのスパルタ・ロッテルダムでプレーした斉藤光毅で400万ユーロ(約6.4億円)となっている。今大会で背番号10を背負うドリブラーはU-23パラグアイ代表との初戦で2アシストを含む3得点に絡む大活躍を披露。自らの価値を世界に証明した。
アジア王者にも関わらず市場価値ランキングでやや伸び悩んだ理由は主に2つある。1つ目は世界的に知名度の高い選手がいないことだ。斉藤を含め海外組も何人かいるが、市場価値が上がりやすい欧州5大リーグのトップチームでプレーしている選手は一人もいない。例えば久保建英のような世代のトップクラスの選手が招集をされていたらランキングは一気に上位へとアップしたはずだろう。
2つ目は出場16チームの中で唯一オーバーエイジの制度を活用していないことである。オーバーエイジに招集される選手は全員が各国のトップクラスのタレントではないとしても、A代表にも名を連ねているような実力者ばかりだ。U-23日本代表の場合は市場価値の高いオーバーエイジの選手を招集していないため、今回のランキングで10位とやや低めの順位となった。
しかし、市場価値がチームの戦力値を表すわけではない。あくまでも指標の一つであり、チームの強さと必ずしも比例するものとは限らない。初戦でU-23パラグアイ代表を、第2戦でU-23マリ代表を撃破した大岩ジャパンであれば、この価値以上の強さを発揮して目標であるメダルを獲得できる可能性もあるだろう。