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【日本 2-1 ブラジル パリ五輪C組第2節】
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間28日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・女子サッカー競技グループリーグC組第2節でブラジル女子代表と対戦した。試合は2−1でなでしこジャパンが逆転勝利を収めた。
なでしこジャパンは、1−2で敗れた初戦のスペイン戦から先発を3人変更した。負傷離脱した清水梨紗に代わって高橋はなが入ったほか、清家貴子と藤野あおばが外れ、守屋都弥と浜野まいかがスターティングメンバー入りした。
試合は立ち上がりからブラジルがボールを支配して押し込んでくる展開となるが、なでしこジャパンは丁寧に対処して、相手に多くのチャンスを与えない。19分にはGK山下杏也加のパントキックから速攻を仕掛けて好機をつくったが、田中美南のシュートは枠を捉えられなかった。
前半アディショナルタイムには守屋都弥のミドルシュートが相手のハンドを誘ってPKを獲得する。しかし、田中のシュートは相手GKロレーナに止められ、0-0で折り返した。
後半のスタート時に一気に3選手を交代したブラジルは、56分に先制点を奪う。自陣で縦パスを受けたマルタが前を向いて即座にスルーパスを出すと、左サイドから抜け出したルドミラがラストパスを出す。これをジェニファーが決めた。後半から出てきた2人が絡んでゴールが生まれる。
なでしこジャパンは、すぐに浜野まいかが下がって植木理子を投入する。64分、68分と田中が惜しいチャンスを迎えるが、同点弾は生まれない。70分には清家が入ってより攻撃的に出るが、なでしこジャパンが前に出たことでブラジルの攻撃にひやりとするシーンも増え、完全に押し込むことはできない。
それでもなでしこジャパンは89分、谷川萌々子がペナルティーエリアでドリブル突破を図ったところで倒れた相手の手に当たり、主審がオンフィールドレビューでハンドとジャッジ。再びPKを得ると、今度は熊谷紗希がGKの逆をついて決めて、1−1とした。
さらになでしこジャパンは攻撃を続けると、終了間際にドラマが待っていた。途中出場の谷川がGKの位置をよく見た華麗なミドルシュートを決めて、逆転に成功。なでしこジャパンが終盤の2ゴールで2−1とし、パリ五輪初白星を手にした。
【得点者】
56分 0-1 ジェニファー(ブラジル)
90+2分 1-1 熊谷紗希(日本)
90+6分 2-1 谷川萌々子(日本)
【結果速報】なでしこジャパン 対 ブラジル女子代表 スタメン・試合経過・得点情報
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【了】