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サッカーブラジル女子代表、要注意人物は?なでしこジャパンと今夜対戦!6度目の出場、38歳のレジェンドMF【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカーブラジル女子代表MFマルタ
【写真:Getty Images】


サッカーブラジル女子代表、要注意人物は?

 パリ五輪(パリオリンピック)女子サッカー競技・グループC第2節、ブラジル女子代表対なでしこジャパン(日本女子代表)が現地時間28日(日本時間29日)に行われる。ブラジル女子代表で警戒しなければいけない選手は誰なのか。今回は、ブラジル女子代表の要注意人物を紹介する。

 ブラジル女子代表で最も気をつけなければいけないのが、38歳のベテランMFマルタだ。アメリカのオーランド・プライドでプレーするブラジルのレジェンド選手である。38歳となった今でもなお、アメリカという女子サッカー最高峰のリーグでプレーし、代表でもその実力は健在だ。

 マルタは14歳の時にヴァスコ・ダ・ガマへ加入。2002年まで2年間在籍したが、女子チームの廃止とともに退団となった。その後サンタクルスに加入し、2004年にスウェーデンのウメオIKへ移籍。2009年からの1年間はロサンゼルス・ソルでプレーした。その後、母国ブラジルのサントスやウェスタン・ニューヨーク・フラッシュなどでプレー。2014年7月からはローゼンゴードでプレーし、リーグ2連覇に貢献した。2017年からオーランドに在籍している。

 同選手は今大会で6回目の五輪出場となる。16歳でブラジル女子代表に初招集されたマルタは2004年のアテネ五輪に出場し、2ゴールを挙げて銀メダル獲得に貢献。続く北京五輪では3ゴールを記録して、2大会連続の銀メダルを獲得している。FIFA女子ワールドカップにも2003年から2023年大会まで6大会連続で出場。女子W杯では通算最多得点となる17ゴールを挙げている。

 マルタの特徴はテクニックに裏打ちされたドリブルだ。緩急をつけたドリブルも武器の一つで、抜群のスピードがなくても相手を抜き去ることができる。また、決定的なパスは非常に危険で、初戦のナイジェリア女子代表戦ではドリブルから絶妙なスルーパスを通して、ガビ・ヌニェスのゴールをアシストした。

 まだ五輪での金メダルがないブラジル女子代表にとって、パリ五輪での目標はもちろん優勝。これまでブラジル女子代表を支えてきたマルタに金メダルを取らせたいとブラジル国民も願っているだろう。国内外でもその名が知れ渡るレジェンドを日本は抑えることができるだろうか。

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【了】

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