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佐藤恵允のシュートから決勝点に!
サッカーU-23日本代表は現地時間27日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグD組第2節でU-23マリ代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収めた。試合後、69分からピッチに立った佐藤恵允がインタビューに応じている。
前節のU-23パラグアイ代表戦に続き、途中からピッチに立った佐藤は、決勝点に絡むだけでなく、守備でも持ち前の運動量を発揮して、U-23日本代表の勝利に貢献した。
佐藤は、大岩剛監督から「頼んだぞと送り出されました」と述べたうえで、「0-0で入ったので攻撃の選手として、試合を決定づけるというところだけを意識して入った」と語った。その言葉どおり、82分に右サイドから細谷真大の上げたクロスに体勢を崩していたものの、枠内にシュートを打ったことで、決勝点となった山本理仁のゴールにつながり、きっちりと役割を全うした。
さらに、「守備のギアアップの目的の途中交代でもあると思うんですよね。そういう意味では、多少守備のスイッチも入れられたし、切り替えのところでボールを奪い返した時もあったので、少なからず、チームのためになったのかなと思います」と語ったように、佐藤は守備でも奮闘した。
この試合の最大のピンチであった、後半のアディショナルタイムのPKを献上したことについては、「いや、もうみんな信じていました。あとは、ラインに早く入って、やり直しにならないように声かけて、『絶対止める』っていうのは信じていたので、そんな焦りはなかったですね」と佐藤は述べ、チームメートによる小久保玲央ブライアンへの、信頼度の高さを伺えるコメントを残している。
そんな佐藤は、オーバーエイジ枠を使用せずに、初めて決勝トーナメント進出を決めたことについて聞かれると、以下のように答えた。「大会が始まる前から、オーバーエイジの選手がいなくても勝てると思ってたので、そこはあんまり驚きとかないです。今まで積み重ねてきたチームメイトだったし、勝てるのはわかっていたので」と述べ、2連勝で決勝トーナメント進出を決めたチームが持つ力に自信をのぞかせた。
(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
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