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【写真：Getty Images】

小久保玲央ブライアンが好セーブ連発！

　サッカーU-23日本代表は現地時間27日、パリ五輪（パリオリンピック）2024・グループリーグD組第2節でU-23マリ代表と対戦した。試合は1-0でU-23日本代表が勝利を収めてた。試合後、度重なる好セーブで日本を救ったGK小久保玲央ブライアンがインタビューに応じた。

　小久保は、2試合連続の無失点に大きく貢献した。この試合でも、チームの最後尾で絶対的な存在感を放ち、落ち着いた対応と気迫あふれるセーブでU-23日本代表を決勝トーナメントに導く活躍を見せた。

　小久保はこの試合を、「まず、勝ち点6を取ったので、そこは自分たちにとってすごい大きなことだと思うので、次勝ってしっかり決勝ラウンドに挑みたいなと思います」と振り返った。自身のパフォーマンスについては、「本当にチームを守りたかったっていう一言に限るので。それが結果にでて、すごい嬉しい気持ちになりました」と、無失点での2連勝に喜びを露わにした。

　U-23マリ代表は、初戦を引き分けたこともあり、後半からギアを上げて前にでてきた。その流れの中で、62分にはペナルティーエリア内から、決定的なシーンを作られたが、これも小久保が左手一本で防いだ。このシーンについて聞かれた守護神は、「難しいポジショニングのところだったんですけど、しっかり我慢して、自分らしい腕伸びだったりするところができたので、無失点で終わったんですよ」と、チームを救ったセーブについて語っている。

　さらに、後半のアディショナルタイムには、ペナルティーエリア内でシュートブロックした川崎颯太がハンドをとられて、PKを献上。川崎は、「とりあえず、ごめんなさいってことを全員に伝えました」と語ったほど、勝ち点3を失う危機に直面したが、チェキナ・ドゥンビアの蹴ったボールは、ゴール左に逸れていった。それでも小久保は、コースを完全に読み切っていた。また、小久保の試合中での自信に溢れるプレーが、チェキナ・ドゥンビアにプレッシャーを与えたのかもしれない。今回の試合でも、小久保は自身の価値を改めて証明した。

（取材：加藤健一【フランス】、構成：編集部）