「マリには気の毒だけど…」
――試合終了です! 決勝トーナメント進出が決まりました!
「勝ちました! マリには気の毒だけど…。正直なところ、日本は勝利に値しなかったですね」
――非常に厳しいし試合でしたが、振り返ってみて、どうでしょうか?
「攻撃がなかなか機能しなかったことは課題ですが、その一方で我慢強く守ったことは称賛すべき点です」
――この試合、最も印象に残った選手は誰でしょうか?
「高井と藤田は良かったと思います」
――守備は、体を張って、本当に健闘しましたね。2試合を終えて、失点ゼロです。
「そうですね。小久保は相変わらずパーフェクトに近いパフォーマンスでした」
――藤田のスルーパスは際立っていましたね。
「大きな武器ですね」
――決勝トーナメント進出が決まりましたが、グループリーグ最終戦のイスラエル戦は、日本はどのように戦えばよいでしょうか?
「過密スケジュールなので、メンバーを入れ替えて臨んだ方がいいですね」
――メダルを取るためには、選手を休ませたいですね。
「そうですね。この機会を生かさないといけないと思います」
――本日もありがとうございました!
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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【了】