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【写真：Getty Images】

サッカーU-23日本代表はマリ対策を進める

　サッカーU-23日本代表は現地時間27日に、パリ五輪（パリオリンピック）グループリーグ第2節でU-23マリ代表と対戦する。3月に国際親善試合で対戦した際は球際の強度やスピードに苦しみ、1-3と完敗だった。しかし、再戦に向けてU-23日本代表は準備を進めている。

　３月の試合に出ていない選手も選手たちにリベンジという意識はそこまで強くないようだ。関根大輝、木村誠二、大畑歩夢ら守備陣の多くはこの試合に出場していない。また、招集されていなかった斉藤光毅は、「先入観をみんな持っていると思うんですけど、自分にはそれがない」「自分が自信を持ってプレーすれば周りも自信を持てると思う」と話している。

　大岩剛監督も、３月からの変化に触れる。「大体のメンバーは変わっていないんですけど、オーバーエイジだったり、少し変化がある。そういう選手の特徴をしっかり把握したうえで、システムも多少変わったところがあるので、注意深く見ていきたい」と慎重な姿勢を見せた。

　ただ、１度対戦したことはプラスに働く。佐藤恵允は「今まで感じたことのないようなアフリカ選手特有のバネだったり、身体能力を感じた選手もいた」。さらに、　分析を進めていく中で見えてきたこともあるようで、「相手の特徴も頭に入っていますし、身体能力があるがゆえに守備で組織的じゃない部分もスカウティングの中で見られた」と話す。

　勝てばグループリーグ突破が決まるこの試合で、U-23日本代表はリベンジを果たすことができるだろうか。

（取材・文：加藤健一【フランス】）