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【写真:Getty Images】
前回大会優勝国に衝撃
パリ五輪に出場しているサッカー女子カナダ代表のベブ・プリーストマン監督が25日に、大会前にドローンを飛ばして対戦相手を偵察していた証拠が同国サッカー協会(CSA)によって見つかり、カナダオリンピック委員会(COC)から除外処分となったようだ。『EURO SPORTA』が現地時間26日に報じている。
英メディア『BBC』は現地時間24日に、カナダ女子代表のアシスタントコーチと非公式の分析官が今週の月曜日にニュージーランド女子代表の練習場へドローンを送り込もうとしていたことを報じていた。
ドローンは相手チームの偵察のために送り込んだとされ、スパイ行為を行ったとして、当該コーチと分析官はカナダへ強制帰国となっている。さらに、プリーストマン監督は、ニュージーランド女子代表戦でベンチに入らずアンディー・スペンスアシスタントコーチが初戦で指揮をとっていた。
このドローンによるスパイ行為をうけて、カナダサッカー協会(CSA)のケビン・ブルー事務総長は、「24年パリ五輪を控える中で、対戦相手に対するドローン使用に関する追加情報がこの24時間でもたられた」と述べた上で、「パリ五輪の残りの期間および先日発表した第三者による外部調査が終了するまで、カナダサッカー協会は女子チームのベブ・プリーストマン監督の職務停止を決定した」と、声明を発表している。
CSAによると、1戦目でチームを率いていたアシスタントコーチのアンディ・スペンス氏が、パリ五輪の残りの試合も指揮を取るようだ。
カナダ女子代表は前回の東京五輪で優勝を果たしたディフェンディングチャンピオンだ。初戦のニュージーランド女子代表との試合は2-1で勝利しているが、連覇に向けてチームを立て直すことができるだろうか。
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