MF:藤田譲瑠チマ
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年2月16日(22歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:25試合1得点
U-23日本代表のキャプテンを務める藤田譲瑠チマは、パリ五輪でも出色のクオリティを見せている。24日のU-23パラグアイ代表戦で、攻守において驚異的なスタッツを示した。
データサイト『FotMob』によると、チャンスメイク「3」、デュエル勝利数「7」、ボールリカバリー「13」を記録。これらの値はいずれもチーム内トップで、パス成功率などその他の項目でも軒並み上位の数字を示している。試合後に「バリエーションを示すことができた」と述べたように、自身でも手応えを感じたようだ。
U-23マリ代表にはウォルバーハンプトンで活躍するMFブバカル・トラオレがおり、中盤の対決にも要注目だ。トラオレに勝るクオリティを示せれば、いよいよワールドクラスと言って良いだろう。
MF:山本理仁
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年12月12日(22歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:33試合0得点
24日のU-23パラグアイ代表戦で3点目となるミドルシュートを決めた山本理仁。チームを牽引するゲームメイカーは、ゴールシーン以外でもいくつか効果的なタックルを見せており、守備面でも貢献した。
U-23マリ代表の中盤にはA代表やプレミアリーグでも活躍するブバカル・トラオレや、ハダースフィールドで11番背負うブライマ・ディアラが名を連ねており、この試合ではMF同士のマッチアップも大きな注目ポイントとなるだろう。
山本はセットプレーでもスキルを見せており、U-23パラグアイ代表戦では前半開始直後に左足から素晴らしいクロスを関根大輝に供給した。関根のヘディングは相手GKのファインセーブにより防がれてしまったが、高いキック精度はこの場面でも十分に示されている。
MF:三戸舜介
【写真:Getty Images】
生年月日:2002年9月28日(21歳)
所属クラブ:スパルタ・ロッテルダム(オランダ)
23/24リーグ戦成績:19試合2得点
24日のU-23パラグアイ代表戦で2ゴールを挙げた三戸舜介は、主戦場でないインサイドハーフで躍動した。5-0で勝利した試合の最初の2ゴールを記録した三戸は、あわやハットトリックという場面を2回作っている。惜しくも自身の3点目は生まれなかったが、73分にピッチを退くまでチームの攻撃を牽引し続けた。
三戸の2点目をアシストしたのは左ウイングに入った斉藤光毅で、得点シーン以外にも抜群のコンビネーションを見せている。2人の関係は次戦以降もチームにポジティブな影響をもたらすと見られ、スパルタ・ロッテルダムの両翼コンビはU-23マリ代表戦でも相手の脅威となるだろう。
U-23マリ代表の右サイドバック、アーメド・ディオマンデは前節U-23イスラエル代表戦で優れたスタッツをたたき出しており、三戸と斉藤をもってしても一筋縄ではいかないかもしれない。さらなる奮起が求められる。