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期待ハズレ…。Jリーグ前半戦“ガッカリ”助っ人(2)名門で最悪の稼働率…。ベンチ外続くブラジル人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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2024シーズンの明治安田J1リーグは折り返し地点を過ぎた。首位を走る町田ゼルビアのFWオ・セフンなど、今季も外国人選手たちが印象的な活躍を残している。しかしながら、中には高い期待に応えられず、チームに貢献できていない外国人選手も存在する。今回は、今季のJ1リーグ前半戦でインパクトを残せなかった助っ人外国人選手たちを紹介する。(情報は7月4日時点の『transfermarkt』参照)


MF:ギリェルメ・パレジ(ブラジル)


【写真:Getty Images】

生年月日:1995年9月18日(28歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
リーグ前半戦成績:9試合0ゴール0アシスト

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 今季より新たにJリーガーの一員となったギリェルメ・パレジは、ここまで自身の魅力を表現できていない。

 現在28歳のパレジは、2020年にタジェレス(アルゼンチン)へ完全移籍を果たした。昨季はそのタジェレスからレンタル移籍で加入したヴィラ・ノヴァ(ブラジル)で過ごし、チームの主力としてリーグ戦34試合に出場。高い決定力を発揮し、6ゴール6アシストをマークしている。

 ブラジルとアルゼンチンを中心にプロキャリアを歩んできたパレジだが、驚くことに今季から日本に活躍の場を移すことを決断。タジェレスからのレンタル移籍で鹿島アントラーズに加入することになった。

 このブラジル人MFは、左右どちらでもプレーできる右利きのサイドアタッカーだ。中央でCFとしてプレーすることも可能であり、母国メディアの中にはパレジを「ストライカー」と表現するところもあるほど。ブラジル時代には試合中に味方選手の動きに合わせて、ワイドに張るウィンガーと裏抜けを狙うFWのような振る舞いを使い分けるなど、器用な立ち回りを見せていた。

 しかしながら、鹿島ではまだその能力を存分に発揮できているとは言い難い。今季は、開幕戦の名古屋グランパス戦(3-0)で試合終盤に起用されJリーグデビューを達成。その後も途中出場を中心にピッチに立ち続けていたが、第10節以降のリーグ戦ではベンチ外となっている。

 YBCルヴァンカップや天皇杯ではチャンスを得ているが、この稼働率の低さではパレジを「助っ人」とは呼べないだろう。経験豊富なブラジル人MFは後半戦でどれだけ出場数を伸ばせるだろうか。

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【了】

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