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バックアップメンバーとして追加招集された内野貴史
サッカーU-23日本代表はパリ五輪(パリオリンピック)グループリーグ第2節でU-23マリ代表と対戦する。半田陸の負傷に伴いバックアップメンバーに選出された内野貴史は、試合前日に招集を知らされたという。25日に行われた練習後に、内野はその経緯を明かしてくれた。
「ドイツの朝、電話が来て、その電話で朝起きた。寝ぼけながら『もしもし』って言ったら大岩さんでした。『来れるか』って言われたんで『行きます』って。めっちゃ目が覚めました(笑)」
8時半にアラームをかけていたという内野だが、電話がかかってきたのはその15分ほど前。電話を受けたときの気持ちは次のようなものだったという。
「嬉しかったですね。落ちた時は評価される側なのでそれは受け入れないといけないと切り替えてやっていましたけど、やっぱりどこかでここまでやったからには、最後は来たいって強く思っていたので」
サイドバックを本職とする選手は初戦に先発した関根大輝と大畑歩夢だけということもあり、両サイドバックをこなせる内野に出番が回ってくる可能性はある。バックアップメンバーだが、大会直前にレギュレーションが変わり、試合ごとに18人に選ばれる可能性が出たことも追い風になるだろう。
「どんな形でも自分はチームのために何か力になれることをしていけたらなと思う」と話す内野は、チームを盛り上げるムードメイカーとしての顔も持つ。
この日は前日の試合に先発した11人と65分出場した佐藤恵允がホテルで別メニュー調整となり、残る10人がグラウンドで練習を行った。シュートを決めてガッツポーズする場面もあり、内野はチームを盛り上げていた。五輪出場権を獲得した4月のAFC U-23アジアカップで4人の副主将の1人でもあったチームリーダーは、ピッチ内外でU-23日本代表を支えていく。
(取材・文:加藤健一【フランス】)
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