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観客のピッチ侵入やボトルの投げ込みなどがあったが…
U-23アルゼンチン代表はパリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグB組第1節でU-23モロッコ代表と対戦し、1-2の敗戦を喫した。観客がピッチに侵入するなど波乱の幕開けとなったが、フランスのスポーツ大臣のアメリー・ウデア=カステラ氏の発言が物議を醸していると、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』が報じた。
テロなどを警戒し、開幕前から厳重な警備体制を敷いているパリ五輪だが、スタジアム内では早くも問題が発生している。1-2で迎えた後半アディショナルタイムにU-23アルゼンチン代表のクリスティアン・メディナがゴールネットを揺らすと、複数の観客がピッチに侵入したり、ボトルや爆竹の投げ込みがあったため、試合が中断された。大きな騒動に発展する恐れがあったため、全ての観客がスタジアムから退場するのを待ち、試合が再開されることになる。そして、約2時間後に試合が再開されると、VARのオフサイド判定でメディナの得点が取り消され、U-23アルゼンチン代表が1-2の敗戦を喫した。
騒動を受け、アメリー・ウデア=カステラ氏は「セキュリティー面でも輸送面でも、非常にポジティブな初日だった。最適化すべき小さな調整はある。サンテティエンヌで行われたモロッコ対アルゼンチンの試合で、ちょっとした混乱があった。否定したくないが、それは審判の難しさに関係している。小さな侵入もあった。組織委員会と国際サッカー連盟(FIFA)の間で会議が開催された。すべては正常に戻るだろう」と答えている。この発言に対し、同紙はタイトルに「アルゼンチン対モロッコにおけるフランスのスポーツ相の発言に物議」とつけ、「試合終了の数秒前に試合が中断されるほどの混乱だった。その2時間後、国際オリンピック委員会(IOC)の要請を受けた主審は、試合を3分間再開。同点ゴールのプレーを見直し、VARの助けを借りてアルゼンチンのゴールを認めないという決定を下した。あまりの混乱に、パリ2024の公式スコアボードでさえ引き分けを表示した。そして3分後、主審が試合終了の笛を吹き、モロッコがアルゼンチンに勝利した」と報じている。
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