「古賀塔子はよく戦ったと思います」

――試合が終了しました。なでしこは、1-2と初戦を落としました。初戦を振り返ってみて、どうでしたでしょうか。

「差がありすぎましたね。なでしこは立ち上がり10分ぐらいまで、ある程度対抗できていましたが、それ以降は、スペインが主導権を握りました」

――非常に苦しい試合でしたが、良かった点はありましたか？

「失点を２点だけに抑えたことはポジティブだと思います。4、5失点しても、おかしくない流れでした」

――そうですね。今日の試合で、良かった選手は誰でしょうか？

「古賀はよく戦ったと思います」

――最年少の古賀はがんばりましたね。

「年齢は関係ないことを証明しましたね。今後の試合でも期待したいですね！」

――第2戦は、ブラジル戦です。4月に対戦し、PK戦の末に敗れた相手です。どのような戦いを期待したいですか？

「もっと積極的にプレーしてほしいですね。引いて守り、カウンター狙いではなく、自信を持って戦い、しっかりとビルドアップしてほしいです」

――そのブラジル戦で、鍵を握る選手は誰でしょうか？

「MFの長谷川と長野ですね。今日は2人ともインパクトを残せませんでしたが、次はゲームメイクに期待したいです！」

――そうですね、2人は今日、守備に追われる時間ばかりで、攻撃に絡むことができませんでしたね。

「2人が攻撃に絡まないと、なでしこは勝てないです」

――2人のがんばりに期待したいですね！今日もありがとうございました！

▽語り手：ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー　英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー　“摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。