「これがキャプテンなんだな」藤田譲瑠チマが見た先輩の背中
「アジアカップは特にですけど、やはり今まで(大岩)剛さんと一緒に積み上げてきたものが出たと思っています。それまでの遠征の度にどんどん良くなっていったという感触はありましたけど、それがアジアカップではっきりしたというか、自分たちの戦い方が見えてきたと感じています」
ーーやはり、今の話を聞いてもU-23アジアカップは1つのターニングポイントになったんですね。
「そうですね。その前も少しずつ結果が付いてきたというのはありましたけど、アジアカップは特にそういったものをしっかりと何か自分たちのものにできた大会だったかなと思います」
ーーU-23日本代表ではキャプテンを務めています。これまでいくつかのクラブを渡り歩いたことで、いろいろなキャプテンを見てきたと思うのですが、どんな印象がありますか?
「ヴェルディの時は(藤本)寛也くんがキャプテンをやっていましたけど、怪我でいない時期もあったり、移籍をしてしまったことで、いろいろな人がキャプテンをやっていたので、あまり『この人がキャプテン』みたいな人はいませんでした。逆に徳島やマリノスには(岩尾)憲くんや喜田(拓也)さんみたいなしっかりとしたキャプテンがいました。そこで初めてこれがキャプテンなんだなと。2人とも自分とは違うキャプテン像があって、すごく落ち着いていてみんなをまとめ上げる、冷静で視野が広いキャプテンでした。だからこそ、すごくチームとしてまとまっていたなと思います」
ーーいまキャプテンを務めるにあたって、彼らを見たからこそ吸収したり、意識したりするところはありますか?