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「2-2で終える合意したのに」U-23アルゼンチン代表の主将ら不満爆発「理解不能なことをトップの人間が…」【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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U-23アルゼンチン代表のニコラス・オタメンディ
【写真:Getty Images】



U-23アルゼンチン代表、一時同点も糠喜びに…

 パリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグB組第1節、U-23アルゼンチン代表対U-23モロッコ代表の試合が現地時間24日に行われ、U-23アルゼンチン代表が1-2の敗戦を喫した。U-23アルゼンチン代表のニコラス・オタメンディなどが不満を爆発させたと、アルゼンチンメディア『インフォバエ』が報じている。


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 オーバーエイジ枠の一人として選出された36歳のオタメンディは、初戦のモロッコ戦から先発出場した。前半アディショナルタイムに失点すると、49分にはU-23モロッコ代表のソフィアン・ラヒミにPKを決められてしまう。それでも68分にU-23アルゼンチン代表のジュリアーノ・シメオネが1点を返すと、後半アディショナルタイムにはU-23アルゼンチン代表のクリスティアン・メディナがゴールネットを揺らした。劇的な同点弾に思われたが、ここでVARが介入。さらに、観客の乱入やボトルの投げ込みによって、約2時間も試合が中断した。再開後にVARのオフサイド判定でメディナの得点が取り消され、U-23アルゼンチン代表が1-2の敗戦を喫している。

 しかし、この結果にオタメンディは納得しておらず「これは歴史的な汚点だ。このようなことは、これまで決して起こったことはない。中断後、モロッコの選手たちはプレーしたくなかったし、僕たちもプレーしたくなかった。1時間40分も待ったが、誰も何も説明してくれなかった。オリンピックだから無力感を感じる」と述べた。また、別の場面でU-23モロッコ代表の選手がペナルティーエリア内でハンドを犯していたのに見逃されたとして「このようにゲームを奪われると、酷い気分になる」と語っている。

 また、同じくオーバーエイジ枠のGKヘロニモ・ルジも「何が起こっているのか理解できなかった。ゴールがオフサイドなら、オフサイドとして試合を続行することは理解している。しかし、僕たちがゴールを決めて喜んでいたら突然、外から攻撃されて中に入れられた。僕たちはその時点で、モロッコと2-2で一旦試合を終わらせることで合意したんだ。僕たちは決断を待っていた。すると理解不能なことをトップの人間が勝手に決定してしまうのだから、マスチェラーノ監督が言ったように、これはサーカスだよ」と述べた。

 米メディア『フリップ・ザ・メディア』は「ルジは判定に当惑し、当初は同点ゴールが有効だと知らされていたことを強調した」とし、ルジのコメントとして「ゴールは成立し、最後の3分間をプレーする前に全員の安全が確保されるのを待っていると聞かされた。両チームとも試合を終わらせたかったが、4万人近い観客は大反対だった」と伝えている。

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【了】

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