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清水梨紗が挙げる初戦の鍵は?
パリ五輪(パリオリンピック)女子サッカー競技・グループC第1節、スペイン女子代表対なでしこジャパン(日本女子代表)が現地時間25日に行われる。今夏ウェストハムからマンチェスター・シティに移籍となり、ステップアップしたDF清水梨紗だが、FIFA女子ワールドカップからの1年間で経験したものはどんなものだったのか。
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前日の取材陣のインタビューに応じた清水はスペイン女子代表戦に向けて「何回も言ってますけど、初戦って凄く大事になってくるので、チーム全員でまず勝ちを目指して自分ができることを全力でやりたいなと思います」と意気込んだ。
その大事な初戦の相手は昨年の女子W杯で4-0の勝利を収めたスペイン女子代表だ。W杯の時はグループ最終節で対戦しており、状況が全く違う。昨年の試合については「自分たちにとって自信に繋がった試合ではありましたけど、またそれとは全然違った試合内容というか、カウンターがすごい決まった試合ではある」とコメント。続けて清水は「そこを狙っていくということもありますけど、スペインもそこは日本の武器だと思っているので、そう簡単にはいかないとは思うので、運動量だったりとか、ちょっとしたマメなポジションを取るというのが大事になってくるとは思います」と語った。
さらに、清水は「スペインも本当にそういったマメなことができるチームではあるので、本当に細部というところが重要になってくる試合かなと思います」とスペイン女子代表戦のポイントを細部にこだわることを挙げた。
昨季までウェストハムでプレーしていた清水はウィングバックやCB、サイドバックの他にボランチで起用されることもあった。特に終盤戦はチームメイトだった林穂之香とダブルボランチを組むこともあった。清水はこの新境地について「自分としては新しいチャレンジだったので、ボランチとして難しい部分もありましたけど、守備のところで相手の懐に入るというのは、やっぱり相手が周りにたくさいる分、そういう成功体験は凄くできた」と成長に繋がっているようだ。
さらに、ボランチをやる上で「自分がサイドバックでプレーする時にボランチとの関わりっていうのもすごい大事になってくる分、そっちのポジションをやったのが、どっちの気持ちが分かるわけではないですけど、自分がこういう時にはこうして欲しいっていうプレーが凄く見えてきましたし、自分がボランチでプレーしてても、サイドバックに対してそう思うシーンがあったので、いい勉強にはなったかなと思います」と感じたようで、サイドバックに入った時に周りの選手がどうして欲しいかなど、他のポジションの選手が要求しているものも見えてきているという。
2度目の五輪に挑む清水は、イングランドでの経験を糧にどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
(取材・文:折原亘)
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