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19歳が世界を驚かせる!なでしこジャパン谷川萌々子を突き動かす「過去」。スウェーデンで衝撃的活躍の理由【パリ五輪コラム】

シリーズ:コラム text by 折原亘 photo by Getty Images

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 現地時間25日、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はパリオリンピック(パリ五輪)でスペイン女子代表と対戦する。谷川萌々子は、スウェーデンで圧倒的な数字を残してパリ五輪の切符を掴んだ。幼少期の夢と悔恨が、パリ五輪で谷川を突き動かす。(取材・文:折原亘)


19歳がパリ五輪に「幼稚園のころ…」

なでしこジャパンMF谷川萌々子
【写真:Getty Images】

 なでしこジャパン(女子日本代表)の金メダルをかけた戦いが始まる。現在ダームアルスヴェンスカン(スウェーデン女子1部リーグ)のローゼンゴードでプレーする19歳のMF谷川萌々子が憧れの舞台に挑む。パリ五輪の切符を掴んだ19歳は何を思っているのか。

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 2011年7月17日になでしこジャパンがFIFA女子ワールドカップでアメリカ合衆国女子代表を破って世界一に輝いた時、谷川は6歳だった。その翌年、なでしこジャパンはロンドン五輪で銀メダルを獲得した。その時すでにサッカーを始めていた谷川。「サッカーを始めた4歳の頃から将来の夢は五輪、W杯でメダルを取るっていうのを掲げてやっていきている。幼稚園のころ、夢で五輪でメダルを取るというのを宣言していた」と話す通り、五輪という舞台は彼女にとって憧れの舞台であり、夢を実現させるための場所だ。

 そんな憧れの舞台への切符を手に入れた瞬間をスウェーデンで待っていたという谷川は「自分自身も発表の時は朝6時とかだったんで、見ていたんですけど、名前を呼ばれた時は嬉しい気持ちで、すぐに親に連絡して嬉しさを分かち合いました。ドキドキして見ていた。少し涙目くらいになった」とその時の心情を話した。

 また、なでしこジャパン選出が決まった際にチームメイトからも祝福があったという。特にJFAアカデミー福島でも先輩に当たり現在のチームメイトでもある門脇真依には「(門脇選手に)おめでとう、頑張ってきてと言われましたし、お守りのぬいぐるみももらいました」と笑顔で話した。

 パリ五輪に臨むなでしこジャパンに選出されると思っていたかどうかという質問に対して谷川は「正直いうとそこまで考えられてはいなかった」とコメント。この答えは意外だったが、「目の前のことに対してやってきたからこそ、結果に繋がったかなと思います」と続けて話した。所属するローゼンゴードでは初の海外挑戦ながらリーグ開幕から9試合連続ゴール中で、公式戦14試合に出場して13ゴールを挙げている。これだけの活躍を見せていれば、代表に選ばれて当然だろう。

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