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フォーカス 2か月前

パリ五輪に呼びたかった…。欧州で活躍する23歳以下の日本人選手10人。様々な事情で選外となった男たち【パリ五輪】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:熊田直紀(くまた・なおき)

熊田直紀
【写真:Getty Images】



生年月日:2004年8月2日
所属クラブ:ヨング・ヘンク(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:9試合1得点0アシスト

 ゴールへのギラギラとした欲求を隠そうとしない熊田直紀もまた、パリ五輪で見てみたかったと思える選手だ。

 2004年8月2日生まれの19歳。FC東京U-18在籍中の2022年2月に2種登録選手としてトップチームに登録されると、同年4月にトップチームデビュー、8月には翌2023年からのトップチーム加入が内定し、一気にキャリアの階段を駆け上がっていった。

 今年1月には、チャレンジャー・プロ・リーグ(2部相当)所属のヨング・ヘンク(ベルギー)へ期限付き移籍。シーズン途中の加入ながら、リーグ戦で9試合に出場して1得点をマークした。

 熊田の魅力は、先に述べたように「ゴールに対する飢え」を強く感じる点だ。日本は上手く、賢いFWを輩出することは多いものの、ゴールに貪欲なFWはなかなか出てこない。元日本代表FW久保竜彦氏や岡崎慎司氏といった生粋の点取り屋と同じ匂いを、熊田は漂わせている。

 FC東京のクラブ公式サイトに掲載されている熊田のQ&Aには「筋トレ」「プロテイン」といった言葉が多く並ぶ。フィジカル強化に励むのも、全ては勝利を呼び込むゴールを奪うため――。パリでの活躍を見ることはできないが、2年後の2026 FIFAワールドカップのピッチには、努力が実りA代表の一員となっている熊田の姿があるかもしれない。

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