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フォーカス 4か月前

パリ五輪に呼びたかった…。欧州で活躍する23歳以下の日本人選手10人。様々な事情で選外となった男たち【パリ五輪】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:福田師王(ふくだ・しおう)

福田師王
【写真:Getty Images】



生年月日:2004年4月8日
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:26試合7得点4アシスト

 福田師王もパリでの躍動が期待されていた逸材だ。

 鹿児島県の神村学園在学時には、全国高等学校サッカー選手権大会で3年連続優秀選手に選出。2023年1月には、レギオナルリーガ(4部相当)のボルシア・メンヒェングラートバッハII(ドイツ)に加入した。

 チェイス・アンリと同様に高卒での渡独を決意した福田は、着実に才能を伸ばし続けている。2023/24シーズンにはセカンドチームでリーグ戦21試合に出場して7得点4アシストをマーク。今年1月にはトップチームに昇格し、ブンデスリーガでも5試合に出場してトップレベルを肌で感じた。

 今回、大岩剛監督や日本サッカー協会(JFA)も本格派CF候補生の福田をパリ五輪に招集したかったはず。だが、所属クラブでトップチーム昇格を果たしてまだ間もないことを踏まえれば、プレシーズンで足場固めをさせた方が本人のキャリアと代表にとって長期的にプラスの効果を生むのは明白だ。

 ボルシア・メンヒェングラートバッハでアカデミー・ディレクターを務めるミルコ・ザントメラー氏も、福田のクラブ残留に賛成している。今月1日、ドイツ紙『ライニシェ・ポスト』はザントメラー氏のインタビューを掲載。同氏は選手の五輪出場可否について「常に賛否両論がある」としつつ、「シオウには次のステップに進み、さらにトップチームに食い込んでほしい。そのためにはやはりプレシーズンが助けになる」と語っている。

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