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パリ五輪に呼びたかった…。欧州で活躍する23歳以下の日本人選手10人。様々な事情で選外となった男たち【パリ五輪】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:チェイス・アンリ

チェイス・アンリ
【写真:Getty Images】



生年月日:2004年3月24日
所属クラブ:VfBシュトゥットガルトII(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:26試合2得点1アシスト

 “成長株”チェイス・アンリをパリ五輪でぜひ見てみたいと願うファンも多かったのではないだろうか。

 福島県の尚志高等学校で注目を集めると、高校卒業後には練習参加した複数の欧州クラブの中からVfBシュトゥットガルト(ドイツ)を選択。ドイツ屈指の名門クラブと3年契約を締結した。

 ドイツでの主戦場は、レギオナルリーガ(4部相当)に所属するセカンドチーム。2023/24シーズンはリーグ戦26試合に出場して2得点1アシストをマークするなど、着実に成長の跡を見せつけた。また、今年2月のSCフライブルク戦では初めてトップチームの試合でベンチ入り。188cm/80kgと恵まれた体格を生かしたスケールの大きい守備が特長の20歳は、虎視眈々とトップチーム定着を視野に入れている。

 6月のアメリカ遠征で招集を受けている事実からも、大岩剛監督がチェイス・アンリに期待していたことがうかがえる。たしかに、U-23日本代表を長年けん引してきた主力CBではないかもしれないが、チェイス・アンリの伸び代の大きさには「もしパリ五輪に参加していれば、とてつもない存在感を示してくれたのでは?」という“If”を感じずにはいられない。

 残念ながら、実際にパリの大舞台でチェイス・アンリの姿を見ることはできないが、今後のさらなる飛躍に期待しよう。

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