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フォーカス 4か月前

パリ五輪に呼びたかった…。欧州で活躍する23歳以下の日本人選手10人。様々な事情で選外となった男たち【パリ五輪】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:佐野航大(さの・こうだい)

佐野航大
【写真:Getty Images】




生年月日:2003年9月25日
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
23/24リーグ戦成績:24試合4得点3アシスト

 佐野航大がパリ五輪に臨むU-23日本代表のバックアップメンバーから外れた。

 今回、パリ五輪サッカーの大会レギュレーションには途中から大きな変化が加えられた。もともと、バックアップメンバーは登録メンバー18人に怪我や体調不良といった「健康上の理由」があった場合に限り、大会前(初戦の24時間前まで)の変更が認められていた。だが、16日には国際サッカー連盟(FIFA)がレギュレーションを変更。大会期間中であってもバックアップメンバー4人から補充が可能となり、実質的に運用可能な人数は22人となった。

 18日には、日本サッカー協会(JFA)によってバックアップメンバーの代表帯同決定が発表された。しかし、NECナイメヘン(オランダ)が代表帯同に難色を示したことで、佐野のパリ行きはなくなった。佐野に限ったことではないが、やはり招集の拘束力がない五輪に海外クラブ所属の選手を呼び寄せるのは容易ではない。協会関係者のハードな交渉も、招集許可という形で実ることはなかった。

 2023/24シーズン、佐野はエールディヴィジで24試合に出場して4得点3アシストをマーク。左右のWGとしても攻撃的MFとしてもプレーできるため、仮にU-23日本代表の本大会メンバーに昇格していたとしてもチームに十分貢献できただろう。

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