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「戦術変更を示唆」バルセロナの新監督、新シーズンはクラブの哲学と異なるスタイルを試みる?「パスを回すのが伝統だが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

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ハンジ・フリック
【写真:Getty Images】



フリック氏の発言から読み解くバルサの来季とは

 昨季リーグ2位、さらにはタイトルを獲得できず無冠に終わったバルセロナ。クラブはハンジ・フリック新監督を迎えた新シーズンに向けて、アメリカでプレシーズンマッチを行う予定だ。英メディア『90MIN』は現地時間23日に、同監督がこれまでとは異なるスタイルで新シーズンに臨むことを示唆したコメントを報じている。


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 複雑かつ華麗なパス回しで戦うことで有名なバルセロナだが、新シーズンはこれまでとは一味違ったスタイルで試合に臨む可能性が高いようだ。今季からチームの指揮を取るドイツ人のハンジ・フリック監督は、プレシーズン前に次のようなコメントを残している。

「ここではパスを回すのが伝統だが、私は選手たちにゴールにまっすぐ向かっていってほしいとも思っている。選手たちはもう少し得点に重点を置くべきだ。私のスタイルに大きな変化はないと思う。高い位置でプレッシャーをかけ、相手の中盤でプレーすることだ。ただし、結局のところは勝たなくてはならない。重要なのは試合に勝つことであり、バルサでは良いプレーをしなければならない」

 同メディアは、「この実利的なドイツ人監督は、より直接的なプレースタイルを導入する予定だと示唆した」と指摘した上で、「フリック監督のアプローチではプレッシングが鍵となる。もっとも、特定の試合でチームが何か違うものを必要とした場合、自身の好むスタイルを変える用意があることも認めているようだ」と、基本は前から積極的に守備を行うフリック監督のスタイルを採用しつつ、相手によってアプローチを変えるだろうと言及していた。フリック新監督も相手によって戦い方を変える可能性について、次のように語っている。

「我々はボールを持っていても持っていなくてもアクティブでなければならない。それを実現できるかどうかは我々次第だ。我々は相手を望む方向に進ませ、できるだけ早くボールを奪い返すことができる。私は自分のチームが相手を適切なタイミングで、時にはより高い位置からプレッシャーをかけることを好んでいる。そしてボールを持っている間は、すべての選手が可能な限りの自由を持たなければならない。それが技術的な観点から私が見ていることだ。我々には我々の哲学があり、我々のスタイルがある。どのようにプレーしたいかは分かっているが、どの試合も挑戦だ。試合中に変化が起きることもある。常にチームにとって最善のものを求めている。」

 また、「試合と対戦相手に応じて変更を加える」と言葉を続けて、「我々は常に、こうした細かい点を修正する用意がある」と、新シーズンに向けたチームの取り組み方についても明かしていた。

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【了】

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