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サッカーU-23日本代表、U-23パラグアイ戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。初陣のメンバーは?【パリ五輪】

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images

FW:平河悠

U-23日本代表FW平河悠
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年1月3日(23歳)
所属クラブ:ブリストル・シティ(イングランド)
2024リーグ戦成績:18試合2得点(FC町田ゼルビア)

 今夏より活躍の舞台をEFLチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ相当)に移す平河悠。U-23日本代表において攻撃陣を牽引する活躍を見せており、これまでにチームの決定機をいくつも作っている。

 Jリーグでもそれは顕著で、データサイト『Sofa score』によると、今季のFC町田ゼルビアにおける「ビッグチャンスの創出」の数値でチーム内ダントツの「12」を記録している。また、「1試合あたりのキーパス数」でも1位、「1試合あたりのドリブル成功数」では2位につけている。ウインガーとして結果を出したい項目のほぼすべてで、平河は出色のクオリティを見せた。

 同選手の活躍は五輪本戦でも期待され、実力を発揮できれば相手チームの脅威となるだろう。17日にテストマッチとして行われたU-23フランス代表戦でも、平河は積極的に1対1を仕掛け、強豪相手にも引けを取らないパフォーマンスを見せていた。

FW:藤尾翔太

U-23日本代表FW藤尾翔太
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年5月2日(23歳)
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2024リーグ戦成績:19試合9得点

 町田で好調を維持する藤尾翔太は、ゴールだけでなく様々な面でチームに貢献している。データサイト『FotMob』によると、藤尾は「1試合あたりのファイナルサードにおけるボール奪取数」でチーム内2位の値を記録。このスタッツからは、藤尾が前線から積極的にプレスをかけていることが窺える。

 それはU-23日本代表でも明らかで、先のU-23フランス代表戦では得点の起点になった。藤尾が前線でボールを奪うと、そばを走る三戸舜介に展開。そこから三戸が後方から駆け上がる藤田譲瑠チマにボールを渡し、キャプテンがゴールを決めた。まさに理想的なショートカウンターであり、大岩剛監督が思い描く得点シーンだったと言えよう。

 加えて、藤尾はサイドに流れてボールを呼び込むこともでき、ペナルティエリアの外でも起点になれる。そういった選択肢の多さも同選手の魅力のひとつで、大岩監督はスタメンとして9番を起用する可能性がある。

FW:斉藤光毅

U-23日本代表FW斉藤光毅
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年8月10日(22歳)
所属クラブ:ロンメル(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:22試合3ゴール(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)

 2023/24シーズンも前年度に続きオランダのスパルタ・ロッテルダムの一員として、エールディビジで高いクオリティを見せた。リーグ戦におけるアシスト+ゴール「8」はチーム内3位の数字であり、主に左サイドのアタッカーとして卓越した攻撃センスを示した。

 パリ五輪に臨むU-23日本代表では10番を与えられ、クラブチーム同様にオフェンス面でクオリティを求められている。先のU-23フランス代表戦ではあまり持ち味を発揮できなかったが、この試合ではむしろ守備面で気を吐いた。前線から最終ラインまで戻って相手選手に対応する姿勢には、チーム戦術である「ショートカウンター」と相性の良さを感じられた。

 攻守の両面でチームに貢献できることが分かった今、斉藤はU-23パラグアイ代表との試合では左サイドでどのような勇姿を見せてくれるだろうか。10番の躍動に期待がかかる。

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